DesertWind・ニュースレター March, 2025

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『私たちの決算』(第一テサロニケ1:2-4)

 

LVJCC 牧師:鶴田健次

 
クリスチャンがクリスチャンらしく生きるには、信仰の創始者であり、完成者であるイエス様のことを絶えず考えなければなりません、教会は神の家であり、救いの箱舟です。教会はイエス・キリストの体であり、その頭はイエス・キリストです。ですから、私たちは生きている限り、教会を愛し、喜んで主に仕えさせていただくのです。

さて、テサロニケの教会は、使徒パウロが第二回伝道旅行の際に建てた教会で、御言葉と聖霊に満たされ、福音宣教に励み、愛にあふれ、主に仕える者のために祈る模範的な教会でした。私たちも、テサロニケの教会のように、神様の前で、また人々の前で、良い証しを立てられる教会でありたいと思います。やがて私たち全員が神様の御前で、私たちの一生を決算する時が来ます。その時、私たちは、「よくやった。良い忠実なしもべだ」と言っていただける者になりたいです。

①信仰の決算

ところで、皆さんの信仰の姿勢はどうですか? 今日の御言葉の1章3節で、「あなたがたの信仰から出た働き」と言われています。テサロニケのクリスチャンたちはイエス様を信じたばかりでしたが、彼らの信仰は行動する信仰でした。口先だけでイエス様を信じたのではなく、イエス様を信じたあと、彼らの生活態度が変わりました。だから彼らの変えられた姿を見て、人々は彼らを賞賛したのです。

彼らが行動で示したことは、偶像を捨てたことでした。彼らは以前は異教徒でした。神様が一番嫌われる偶像を崇拝していたのです。そんな彼らが福音を聞いて、まことの神を信じた時に、彼らが仕えていた偶像を思い切って捨て、まことの神様に仕えたのです。まことの信仰者の姿は、神様が喜ばれないものを捨てることです。 毎朝のように祈っていた偶像でしたが、イエス様を信じてから、偶像礼拝は罪であることを知って、偶像を捨てたのです。彼らは信仰によって決心したのです。信仰は行いが伴わなければ、その信仰は働きません。実を結ぶことはできないのです。

②愛の決算

第二に、愛の姿勢を見つめたいと思います。1章3節には、「愛から生まれた労苦」とあります。まことの愛には犠牲と労苦が伴います。主イエス・キリストが私たちのために十字架にかかられたように、愛とは自らを捧げるものです(ローマ5:8)。

愛は行動です。テサロニケのクリスチャンたちは、主に仕える働きのために、どんな苦労も犠牲も厭いませんでした。彼らは、迫害の中でも病人を助け、孤児ややもめの世話をしました。片岡健吉という日本の政治家は、刑務所でイエス様の御業に感動し、釈放後、政治家という立場にありながら、教会の靴箱整理の奉仕を続けました。その彼の謙遜な姿が多くの人々をイエス様へと導きました。

私たちはどうでしょうか。口では「愛します」と言いながら、実際には困っている人を助けようとしないなら、それは空しい愛です。これからは、行動によって愛を示し、多くの人を主に導く者となりたいものです。

③希望の決算

第三に、私たちは自分が抱いている希望を吟味する必要があります。今日の御言葉の1章3節には、「私たちの主イエス・キリストに対する望みに支えられた忍耐」とあります。この「忍耐」という言葉は、たとえば勇敢な兵士が、極限の状況において、ひたすら耐え忍ぶ強い意志のことです。

偶像に満ち溢れた異教社会で、外国人が伝えた福音を聞いて従うことは大変なことでした。福音のために、彼らはすべてを犠牲にするしかありませんでした。家族や財産、さらには命をも犠牲にしなければなりませんでした。なぜなら、当時のローマ皇帝がキリスト教徒を徹底的に迫害したからです。

すべての信者が捕らえられ、ローマの円形劇場で焼かれ、獣の餌食になって死に、言葉にできない苦難を経験しながら、それでも彼らは信仰を守りました。 イエス様を信じることで、このような多くの迫害がありましたが、彼らは希望の中で忍耐したのです。彼らには、主が再び来られ、自分たちをすべての問題から救い出して下さるという確信がありました。希望があれば、どんな困難にも耐えられるものです。ですから、彼らはその多くの試練に耐えながら、主を見上げ、信仰で前進して行ったのです。



CJF ミニストリーズ』

証し:中島マリ子姉

 
今回は私達の教会がサポートしている、リチャード・ヒル先生の教会(在ラスベガス)が所属しているCJFミニストリーズについてご紹介します。

CJFミニストリーズの歴史

このミニストリーは、1948年にテキサス州サンアントニオ出身の若いユダヤ人、チャールズ・ハルフによって設立されました。ハルフ家は長年にわたり地元のユダヤ社会で重要な存在でしたが、チャールズがイエスを信じる信仰を告白したことで、彼の家族の間に大きな騒動を引き起こしました。その物語は、彼の伝記『ユダヤ人がクリスチャンになるために払う代償(What It Costs a Jew to Become a Christian)』の中で詳しく語られています。

故チャールズ・ファインバーグ博士(ダラス神学校)は、チャールズ・ハルフの初期のミニストリーに関心を持ち、彼にラジオ放送を始めるよう勧めました。こうして、「クリスチャン・ジュー・アワー」(チャールズの人気ラジオ番組)が彼のミニストリーの最初の正式名称となり、1950年代半ばには、「クリスチャン・ジュー・ファウンデーション」として法人化されました。ハルフ博士は、1950年代から1990年代にかけて、優秀で著名な協力者たちを得ました。

そして1988年、長年の友人であり、イリノイ州ユリーカの牧師であったゲイリー・ヘドリックにミニストリーの代表に就任するよう依頼しました。その後、ラジオ番組の名称は「メシアニック・パースペクティブス」に変更され、この働きは「CJFミニストリーズ」として知られるようになりました。ハルフ博士は2000年11月に天に召されましたが、現在も彼の後継者であるゲイリー・ヘドリック博士の指導のもと、ミニストリーは継続されています。

CJFミニストリーズは、イエス(イエシュア)がメシアであるという良き知らせを、まずユダヤ人に、そして諸国の民に伝えることを使命としていま(ローマ1:16)

CJFミニストリーズの目標

宣教:第一の目標は、ユダヤ人にイエシュア・ハマシアハ(メシアなるイエス)の福音を伝えることです。彼らはパウロのように、神が父祖たちに約束されたことを成就されたこと、つまりメシアが既に来られたという良き知らせを宣べ伝えたいと願っています(使徒13:14-39)

訓練:第二の目標は、聖書研究や弟子訓練を通して、メシアの御体を築き上げ、信者たちを奉仕のために装備することです(エペソ4:11-12)

教育:第三の目標は、地域の教会にユダヤ的なルーツを理解してもらい、信者たちがユダヤ人の友人に福音を伝えられるように訓練の機会を提供することです(ローマ9:4-5、10:14-15参照)

CJFミニストリーズのアプローチ

ラジオ:CJFミニストリーズは、毎日放送される番組「メシアニック・パースペクティブス(メシア的視点)」を、全米30以上のラジオ局およびウェブサイト(「Messianic Perspectives」Webcast)を通じて配信しています。

宣教:CJFミニストリーズは、世界の主要なユダヤ人居住地に宣教の拠点を設立しています。宣教スタッフは、アメリカ各地に加え、イスラエル、イギリス、アルゼンチン、フランス、そして旧ソ連にも配置されています。

出版物:CJFミニストリーズは、信者が聖書を本来のメシア的視点から解釈し、理解できるように、多くの聖書、冊子、聖書研究資料を出版・配布しています。また、福音に関心を持つユダヤ人には、福音トラクトやその他の資料を無料で提供しています。

これらの資料や学習支援ツールの多くは、「MessianicSpecialties」のオンラインサイトでも入手可能です。また、「Messianic Perspectives」という隔月刊の雑誌も発行しており、ユダヤ人宣教、聖書の教義、時事問題、預言などに関する洞察に富んだ記事を掲載しています。さらに、隔月のニュースレターも発行しています。

ツアー:CJFミニストリーズは、1991年以来、イスラエル、ヨルダン、エジプト、トルコへのツアーを主催し、業界でも高い評価を受けています。イスラエルツアーでは、エルサレム、マサダ、メギドの谷、ガリラヤなどを含む充実した旅程を提供しています。彼らがイスラエルツアーを実施する主な目的は、クリスチャンが神の預言の成就を学び、イスラエルの民への神の約束がどのように実現してきたかを実際に体験できるようにすることです。

 

 


編集室・気まま便り

 
再生医療の事を最近友達が紹介してくれました。運動又は事故や高齢のために膝や肩や腕を痛めた人たちのための治療です。

本人の血液を採取してその中のプリズマだけを取り出して、痛むところに注入すると体内で壊れた組織の再生を活発にして、痛みがなくなるという新しい画期的な治療法である。ただ今の段階では保険が効かないので、1回の治療に数千ドルかかるが、きっと近い将来は保険に認知されるでしょう。

幹細胞やIP細胞の事が騒がれてから、あまり時間は経っていませんが、今にあらゆる方面で実用化される日がくると思っていましたが、すべてを支配し、収めておられる神様が医学の発展においても研究者を導いてすべてを益にして下さっている神様に感謝です。 MN



 

LVJCC キリスト教 Q&A

 

Q  人は死んだらどうなるのか?

 

「人は死んだらどうなるのか?」という問いは、人類が古代から抱えてきた最も根本的な疑問の一つです。科学的な説明では「肉体の機能が停止する」ということですが、聖書はそれ以上に、死後の世界と人間の魂の行き先について具体的に教えています。

 
 1. 死とは何か?

聖書では、死は肉体の死と霊的な死の二種類に分けられます。

(1) 肉体の死: 肉体の死とは、地上の生涯の終わりを意味します。死はすべての人に訪れますが、それは終わりではなく、次の段階への移行にすぎません。「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル9:27)とあるとおりです。

(2) 霊的な死: 霊的な死とは、神との関係が断たれることを指します。エペソ2:1では、罪の中にある人々は「死んでいる」と表現されています。つまり、肉体の死の前から、すでに神との交わりが絶たれている人は霊的に死んでいる状態なのです。そして最終的には神から永遠に引き離される「第二の死」(黙示録20:14-15)に至ることになります。

2. 死後の魂はどこへ行くのか?

聖書は、死後の魂の行き先について次のように説明しています。

(1) クリスチャン(信じる者)の死後の行き先: イエス・キリストを信じた人は、死後すぐにキリストのもとに行くと聖書は教えています。主イエスは十字架上で悔い改めた犯罪人に、「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます」(ルカ23:43)と語られました。

(2) 未信者(キリストを拒否した人)の死後の行き先: 聖書によると、イエス・キリストを信じないまま死んだ人々の魂は、「ハデス」(陰府)に行き、最終的な裁きを待つことになります。黙示録20:13-14では、ハデスの中にいる者たちが最後の審判のために裁きの座に引き出され、その後「火の池」に投げ込まれることが記されています。

3.最後の審判と永遠の行き先

聖書によると、最終的にすべての人は復活し、神の前で裁きを受けることになります。

(1) 義人(信仰者)の復活

・ 信じる者は「義の復活」を受け、新しい栄光の体が与えられます(1コリント15:42-44)。
・ 新天新地で神と共に永遠に生きることが約束されています(黙示録21:1-4)。

 (2) 不信者の復活と最終的な裁き

・ すべての死者が復活し、「白い御座の裁き」において記された行いに基づいて裁かれます(黙示録20:11-15)。
・ 「いのちの書」に名前が記されていない者は火の池(地獄)に投げ込まれると書かれています(黙示録20:15)。

 4.なぜこの問いが重要なのか?

この問いは、私たちが今どのように生きるか、そして死後の希望を持つために極めて重要です。聖書は、神がすべての人に救いの道を備え、イエス・キリストを信じるなら「永遠の命」が与えられると約束しています(ヨハネ3:16)。「あなたは死んだ後、どこへ行くのか?」 この問いに対して、イエス・キリストは明確な答えを示し、「わたしを信じる者は決して滅びることなく、永遠の命を持つ」(ヨハネ11:25-26)と言われました

 


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