DesertWind・ニュースレター Augst, 2024

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『大きな喜びがあった』(使徒の働き8:4-8)

 

LVJCC 牧師:鶴田健次

私たちが一度きりの人生を歩んで行く中で、イエス様を信じて神の子どもとして生きること以上に大きな喜びはありません。御言葉の通りに歩めば、神の恵みが臨みます。使徒の働きには、イエス様の弟子たちが聖霊を受けて、神の尊い働きを成し遂げていった驚くべき出来事が記されています。

ペテロとヨハネが午後3時の祈りの時に宮にのぼり、生まれつき足なえを癒すと大騒ぎになりました。彼らがこれは死からよみがえられたイエスの名によってなされたのだと言うと、ユダヤ教の指導者たちは二人を捕まえて、「今後いっさい、イエスの名によって語ってはならない」と警告しました。

しかし、使徒たちは迫害を恐れず、大胆に御言葉を伝えたので教会はさらにリバイバルしました。すると、どうにかして教会を倒そうと機会を狙っていた人たちが、ステパノが御言葉を伝えるのを見て捕まえ、町の外で石を投げつけて殺しました。それによりエルサレムに大きな迫害が起こり、すべての聖徒が散らされることになりました。聖書はこのように説明しています。「・・・・その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり、使徒たち以外はみな、ユダヤとサマリアの諸地方に散らされた。」 (使徒8:1)

① 散らされた人たちは福音を伝えた

散らされた人々が福音を伝えたと聖書は記しています。散らされた聖徒たちは、この迫害の中で、「何故このようなことが起きたのか」とひざまずいて祈りました。そして、祈りの中で悟りました。「あぁ、私たちに与えられた使命を私たちが果たさなかったから、このような迫害が近づいて来たんだ。」

イエス様が天に戻られる前に命じられた御言葉があります。使徒の働き1章8節です。「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」

聖霊が臨めば力を得、地の果てまで福音を伝えるようになる筈なのに、彼らはエルサレムに留まっていたのです。主が委ねられた使命は、エルサレムに留まらずに地の果てまで主の証人となることでしたが、その使命を忘れてしまっていたのです。

ステパノが死んで、彼らが迫害の中で散らされたことでそのことを悟ったのです。使徒の働き8章4節は「散らされた人たちは、みことばの福音を伝えながら巡り歩いた」と記しています。

② サマリアの町に行ったピリポ

そこで、患難と迫害が迫ったのち福音が証しされたのですが、彼らが最も福音を伝えるのが難しかったサマリヤの町にピリポが下って行き、福音を伝えました。サマリヤは北イスラエルの首都です。南ユダの人々は、北イスラエルの人々がユダヤ人としての純血を守れずに異邦人と結婚して神の民の名誉を傷つけたと言って、彼らを軽蔑しました。そういう所でピリポは福音を伝えたのです。

ところが御言葉を伝えた時、多くの人々がイエス様を信じたのです。御言葉を伝えた時、奇跡が起こりました。悪霊が追い出され、病人が癒され、神の御業が現れたのです。

それは聖霊が働かれたからでした。聖霊が臨まれると教会がリバイバルし、教会がリバイバルすると悪霊が追い出され、病気が癒され、問題が解決され、神の祝福が臨むのです。

③ 町には大きな喜びがあった

8章8節に、「その町には、大きな喜びがあった」とありますが、このような驚くべき出来事が起きた時に、人々の心に喜びが溢れるのです。

多くの人が、どうしてこのような苦難が起きるのかと落胆し、絶望します。しかし幸いなことに、クリスチャンは苦難の中でも喜び、感謝し、苦難の後に来る神の祝福を見ることができるのです。

たとえ今、どんな苦難があっても、神は苦難の後に驚くべき恵みと祝福を用意しておられます。主が共におられるので、汚れた霊が追い払われ、思い煩いの霊が追い出され、恨みと不平不満の霊が追い出され、憎しみと怒りの霊が追い出され、心に主の喜びが満ち溢れるのです。

ですから、苦難が近づく時に、このように告白しましょう。「私に良いものを与えるために、このような苦難がやって来たのだ。主よ、感謝します。」 そうすれば、必ず苦難に打ち勝つことができるでしょう。

③ 絶望が希望に変わる

イエス様が憐れまれると、絶望が希望となって私たちに近づいてきます。イエス様はやもめを憐れまれました。断腸の思いでやもめの苦しみを憐れみ、棺に触れると死者に起き上がれと命じられたのです。誰がそんな事を口にすることが出来るでしょうか?

泣きながら、肩を落とし、希望を失い、力なく歩いていたやもめは、目の前で息子が生き返った姿を見て、大はしゃぎで喜んだことでしょう。

唯一の希望であった息子が死んだと思ったら、その息子が目の前で生き返ったのです。イエス様がやもめを憐れみ、その息子を生かして下さったのです。イエス様が近づいて来られれば、どんな絶望も希望に変えられるのです。

イエス様は全人類の希望です。イエス様だけが私たちの唯一の道であり、真理であり、命なのです。イエス様の死とよみがえりによって、罪と絶望の中で生きている私たちに絶対的な希望の扉が開かれたのです。ですから私たちは、すべての感謝と賛美と栄光を主に捧げたいと思います。

 



『絶望を希望に変える神

証し:大久保 誠

私は1963年10月14日鹿児島県で生まれました。父親は大工で、母は肺結核にかかり、55才で他界しました。私が中学2年の時に母の死に直面し、一時は勉強に専念できなくなりましたが、何とか危機を乗り越え、高校卒業してから大阪へ行き、新聞配達を2年間している内に奨学金がおり、サンフランシスコで1年間ホームステイができることになりまた。

1983年20才の時に渡米し、1992年に抽選で米国永住権を取得する事ができました。ロスの水産会社に就職して、その後ラスベガスで観光ガイドと配車サービス (Uber Lyft) をして働きました。離婚はしましたが娘2人(長女はフランス在住、次女は不明) 孫は2人です 。

2019年5月25日ロスにて交通事故に遭い、同年11月2日に脳梗塞を発症し、USCで手術を受けたのですが、右顔面にマヒが残り、唇が半分マヒしたので、言葉がはっきり言えなくなり、英語がほとんど通じなくなりました。

目も右はほとんど見えず、10メートル先でも人を見分けるのは難しくなり、いつもぼーっとかすんでいる状態となりました。2019年12月Harbor Woodland Hills でリハビリを受けましたが大きな変化はなかったです。

2020年1月よりレントが安いと聞いてラスベカスに移り、経済的に厳しくなったので、事務所で寝泊まりという生活となりました。元来事務所で生活する事は禁止されているので、生活感は出せなくて、狭い部屋に寝袋を敷いて寝ていました。

体が不自由な上に車のない不便な生活となり、このような状態では生きている意味がないと思い、何度も「死にたい」と思っていた時福富兄にラスベガス日本人教会に行くことを勧められて、2020年3月より日曜礼拝に通い出しました。

福富兄とは2018年に私の仕事仲間のペンさん(インドネシア出身) の紹介で知り合い、以後何かと親身になって私の事を気にかけてくれました。

朝涼しい内に起きて、約1時間半かかる所を歩いて教会に通いました。冬の寒い時も、ラスベガスの灼熱の夏もいとわず、毎週歩いて教会に通った姿を神様がほっておけないと思われたのでしょう。

教会の鶴田牧師をはじめ皆さんの温かい交わりに加えて下さり、祈ってもらい大変励まされ、顔の表情が明るくなったといわれて、自分でも生きる希望の光が見え始めました。

しかしこのままの状態でラスベガスには長く住めないと思い、生まれ故郷の日本に帰った方がよいと思いつき、日本の区役所に電話して、事情を話したところ、生活保護が受けられることがわかり、2022年6月10日永住のため日本に帰国する事になりました。ロスの友達が旅費を負担してくれて、彼の娘さんの家でシャワーを借り、食事まで用意して下さり大変助かりました。

日本に着いてから、生活保護の手続きは順調に進み、信じられない程の早さで生活保護を受けている人達の住むアパートが与えられました。その他多くの人々に助けられ無事日本の池袋で今は安心して生活できるようになりました。

鶴田牧師の紹介で西池袋教会に通い、教会の皆さんの温かい援助とお祈りの中過ごす事ができました。大変な時は教会員の方々が両手に一杯分のお米を持ち寄り、渡してくれた事もあり、主にある兄弟姉妹の温かい愛に感謝しました。イエス様を救い主として受け入れ、2023年イースターに洗礼を受ける事ができました。

クリスチャンになるきっかけとなった聖書のみ言葉は、「神は、それほど大きな死の危険から私を救い出してくださいまた。これからも救い出してくださいます。私はこの神に希望を置いています。」 第2コリント1:10

交通事故後の裁判に弁護士を立てていたのですが、2023年の秋にようやく保障がおりました。弁護士の費用を差し引くと少しになりましたが、それでもロスの友達に返金する事ができました。

このような突然の災難が重なり、私の人生が大きく変わり、一時は絶望の淵に立たされていましたが、教会に行くことによって素晴らしい神様に出会い、クリスチャンとなれた事に人間の思いを超えた不思議な聖霊の導きと人々の温かい親切と思いやりに触れる事ができました。

絶望を希望に変えて下さった神様に感謝で一杯です。アメリカと日本に分かれてしまいましたが、ラスベガス日本人教会の鶴田牧師と皆さんの健康と生活が守られますようにいつも覚えてお祈りしています。みなさんのお祈りとご親切に感謝しています。


編集室・気まま便り

昔ロスでシニア用住宅に住んでいた時、訪日中の友達から連絡があり、グリーンカードを持ってくるのを忘れたので、彼女の家のベッドルームの引き出しにあるので、見つけてエクスプレスメールで日本の住所に送ってほしいとの事だった。

早速住宅を見回っているセキュリテイの人に事情を話して彼女の家を開けてもらい、すぐに見つけて、送ってあげる事ができた。

拙い英語でも誠意を尽くしたら、人々は応対してくれる信頼の上に成り立っている社会であると思い安堵した。これがもし常に第三者の紹介や推薦が要ると言われたら、私達移住者には大変住みにくい所となったと思う。背後で助けて下さった神様に感謝。  MN



 

LVJCC キリスト教 Q&A

Q 放縦と自由の違いは何ですか?

 

私たちが日々の生活の中で感じる自由には大きく分けて二つの側面があります。一つは「自由意志」であり、もう一つは「放縦」です。この二つは一見似ているように見えますが、実際には大きく異なります。特に、神様が与えて下さった自由意志を正しく用いるためには、この違いを明確にする必要があります。

 

自由意志とは何か

自由意志とは、自分の意思で選択し行動する能力のことです。神様は人間に自由意志を与えることで、私たちが愛をもって生きることを期待されています。自由意志は私たちに責任を伴う選択の力を与え、その選択が私たち自身や他者、そして神様との関係にどのような影響を与えるかを深く考える必要があります。

放縦とは何か

一方で、放縦とは自分の欲望や感情に従って行動することを意味します。放縦的な行動は、一時的な快楽や満足を追求するもので、その結果として他者を傷つけたり、自己破壊的な結果を招いたりすることが多いです。放縦は責任を伴わない選択であり、長期的な視点や他者への配慮が欠如しています。

自由意志と放縦の違い

自由意志と放縦の最大の違いは、選択に伴う責任と影響の自覚です。自由意志は、神様の教えに基づいて自己の行動を制御し、他者への愛と配慮をもって選択を行うものです。一方、放縦は自己中心的で、その行動が他者や自分自身にどのような影響を与えるかを考えずに行動します。

神様の意図と自由意志

神様が私たちに自由意志を与えたのは、私たちが真に愛し合うことができるためです。愛は強制されるものではなく、自発的なものでなければなりません。自由意志を用いて私たちが善を選び、他者を愛する行動をとるとき、私たちは神様の御心に応えることができます。これが神様との深い関係を築く鍵となります

自由意志の正しい用い方

自由意志を正しく用いるためには、まず神様の教えを理解し、それに従うことが重要です。聖書は私たちに多くの指針を与えており、それに基づいて行動することが大切です。また、自分の行動が他者に与える影響を常に考え、責任を持って行動することが求められます。例えば、他者を助ける行動や、誠実また正直であることなどは、自由意志を正しく用いる一例です。これらの行動は他者にも良い影響を与え、神様の意図に沿った生き方となります。

放縦を避けるために

放縦を避けるためには、自己中心的な欲望や感情に流されないようにすべきです。誘惑に負けそうになる時や困難な状況に直面したときこそ、神様の教えに立ち返ることが必要です。祈りや瞑想を通じて神様とのつながりを強めることで、放縦的な行動を避け、自由意志を正しく用いる力を養うことができます。

結論

自由意志と放縦の違いを理解し、自由意志を正しく用いることは、豊かな人生を送る鍵です。自由意志をもって他者を愛し、神様の御心に沿う選択することで、私たちは神様との深い関係を築き、自己と他者に良い影響を与えることができます。放縦に流されず、責任ある選択を心掛けることで、私たちは神様の愛を実感し、その愛を広めることができるのです。


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