DesertWind・ニュースレター July, 2025

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ヨハネの黙示録⑥:ヨハネの黙示録⑥14万4千人の証人

 

LVJCC 牧師:鶴田健次

今日、世界は、戦争、災害、経済不安、社会の分断など、まさに終末を思わせる出来事に満ちています。ロシアとウクライナの戦争、イスラエルと中東諸国の緊張、中国・台湾情勢、北朝鮮の核問題など、世界は不安定さを増しています。

こうした時代にこそ、聖書の最後の書「ヨハネの黙示録」が語るメッセージに耳を傾けるべきです。黙示録は恐怖の書ではなく、キリストの勝利と神の救いの計画を告げる希望の書です。6章の「七つの封印による裁き」では、白、赤、黒、青ざめた馬が登場し、戦争、飢饉、死といった災いを表していました。第五の封印では殉教者の叫びが、第六の封印では天地の揺れ動きが描かれていました。

では、このような裁きの時代に、誰が神の前に立ち得るのか。その答えが、この黙示録7章に示されています。神は裁きを開始する前に、まず「神のしもべたち」の額に印を押します。これは神の所有を示す霊的なしるしであり、神がその者を守り、使命を与えていることを示します。

①印を押される者たち

黙示録7章は、6章で描かれた激しい裁きのビジョンから一転し、静寂の情景から始まります。ヨハネは、地の四隅に立つ四人の御使いが風を押さえている幻を見ました。これは、神の裁きが一時的に停止された状態を示しており、その理由は、神のしもべたちの額に印を押すためでした。この印は、「この者は神に属する者である」という神の所有の証しです。

このように神は、裁きを下す前に、まずご自身の民を識別し、守りの準備をされます。これは、神が常に秩序と愛をもって計画を進められる方であることを示しています。また、印を押される額は、隠せない体の部分であり、信仰が内面的なものにとどまらず、外に現れるべきことを象徴しています。

エゼキエル書9章やエペソ1章13節でも、神がご自身の民に印を押す場面があります。特に新約では、聖霊こそがその保証となる印であり、私たちは見えない形で「神のもの」とされた者たちです。この印は、人間の努力によるものではなく、神の主権によって与えられる恵みであり、私たちはそれを受けて神の証人として立つ使命があるのです。

②14万4千人の数とその意味

ヨハネが聞いた印を押された者の数は14万4千人で、イスラエルの12部族からそれぞれ1万2千人ずつ選ばれています。この数字は、象徴的な意味を持ちます。「12」は神の民を示す数であり、それが12部族と12使徒に重なることで、旧約と新約の民の完全な一致を意味します。さらに、それに千を掛けた14万4千は、「完全な神の選び」を示すとされます。

この人数がイスラエルの部族ごとに分けられている点も重要です。これは、神がイスラエルを見捨てておられないことを示し、終末においてイスラエルに対する特別な救いの計画があることを教えています。ローマ書11章にあるように、イスラエルは一時的にかたくなになっていても、やがて全イスラエルが救われる日が来るのです。

この14万4千人は神のしもべ、また証人として選ばれた者たちです。彼らは大患難の中で立ち上がり、神の言葉を宣べ伝え、世界中に福音を届ける使命を担います。彼らの忠実な働きを通して、世界中から多くの人々が悔い改め、救いにあずかることになるのです。

③大患難を通して現れる群衆

14万4千人の証人たちに続いて、ヨハネは「すべての国民、部族、民族、言語」からなる大群衆の幻を見ます。彼らは白い衣を着、手にナツメヤシの枝を持ち、神と子羊の御前で賛美をささげていました。これは、終末の患難を通して救われた者たちの姿であり、神の救いが地の果てにまで及んだ証しです。

彼らは「大きな患難を通って来た者たちであり、子羊の血によって衣を洗い、白くした者たち」と説明されています。つまり、彼らはキリストの贖いの恵みによって救われたのです。そして今や、彼らは神に仕え、もはや飢えることも渇くこともなく、涙を流すこともありません。

この幻は、苦難を通してもなお、神の救いの計画は進められており、救いの希望は全世界に開かれていることを私たちに教えています。また、この大群衆は、14万4千人の証人たちの宣教の実とも言える存在であり、証しが必ず実を結ぶことを示しています。私たちも、与えられた場で忠実に証しを立て、主に用いられていきたいと願います。



聖霊の不思議な導き』

 

新川 誠 牧師

十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。(Ⅰコリント1:18)

私は京都の田舎で生まれました。父は働かず、よく博打をしていました。その上暴力を振るい、母もよく叩かれていました。そんなひどい父親だったので、弟と、「大きくなったら父をどうやって殺そうか」と相談していた程でした。

中学までは一応学校に通っていましたが、成績は悪く、先生に高校は無理だと言われたが、京都中の高校を探し、今までだれも落ちたことがないという高校を受けて入りました。

その高校には不良が多く、一年生からたばこを吸い、オートバイで爆音を鳴らしながら走り回る仲間にはいり、快感を味わっていました。死んでもいいという気持ちで、一般道を時速百五十キロ以上で走ったこともありました。三回大きな事故を起こしましたが、命は取り留めました。

卒業後、従兄弟が経営しているお茶屋で正式に働くようになりましたが、しょっちゅう店のお金を盗んではパチンコ屋に入り浸り、勝ったら歓楽街に遊びに行っていました。 ある日、隣の蒟蒻屋で一人の熊本出身のおばさんがバイトで働き始めました。そのおばさんが何かと私に話しかけてくるのですが、私が嫌悪感むき出しで接しているにもかかわらず、おばさんは私に声をかけるのをやめないのです。

ある時、私は思い切って、「おばさん、何でそんなにようしてくれやはるんですか?」と聞いてみました。すると、「何もあなたにしてあげてないけれど、私はクリスチャンなんですよ」と言われるのです。当時、教会に対する私のイメージは、あまりよくなかったのですが、私は態度も口も悪く、お客にも悪態をついていたのに、おばさんは正直で優しくて親切で愛にあふれていました。

ある時、そのおばさんが『塩狩峠』という本と聖書をくださいました。おばさんがあまり親切にしてくれるので、『塩狩峠』を義理で読み始めました。しかし、私は読んでいる内に、その本の虜となり、そこには人間の愚かさ駄目さ、いやらしさが包み隠さず赤裸々に描かれていました。

その小説にある、御言葉が3箇所心に留りました。一つは「義人はいない」「情欲を抱いて女を見る者は既に心の中で姦淫を行ったのである」「誰でも兄弟を憎む者は人殺しである」という言葉でした。

何という真実な話だろうと驚き、そして主人公が列車の乗客全員を救うために自分の命を犠牲にしたことに衝撃を受け、感動で涙が流れました。 「僕はどうしたら人のために命を捨てられるような人間になれるのですか?」と聞くと、おばさんは言いました。「とにかく、イエス・キリストを信じるだけでいいんですよ。

神のお独り子・イエス様があなたの罪の身代わりになって十字架にかかられ、死んで葬られ、3日目に死人の内から復活された事、それを信じるだけです」。と言われました。難しいことを言われてもわからないけれど、すぐにイエス様を自分の救い主と信じました。

2、3週間たったある日、おばさんのお友達が店に来て、「あなた、最近イエス様を信じたの、よかったねえ」と言ってにっこり笑いかけてくださいました。その笑顔を見た瞬間、突然歓喜の絶頂の世界に入れられました。気が付くと、今まで見てきた世界と全く違う世界がそこに広がっていました。

木や花、草が全部光り輝いて見え、これらは神様が造られたということがすぐにわかったのです。翌日おばさんにそのことを話したら、使徒行伝2章1~4節を読んで下さり、「あなたは聖霊を受けたんだ」と教えてくださいました。

6月21日の夜、生まれて初めて教会に行きました。当時私はヘビースモーカーで、ハイライトを一日に3箱吸っていましたが、テープで日高牧師の黙示録12章のメッセージを聞いた途端にたばこが要らなくなったのを感じました。「イエス様がこの私の内におられるということが、地上で最大、最高の幸福だとわかったので、もうこんなもん要らんようになりました」。

そう言って、たばこを箱ごと手でひねって、ライターと一緒に牧師夫人に預けました。そして次の日、洗礼を授けてもらったのです。感動で涙が止まらず、直ぐに父と母に愚かな私を許して下さいと謝りに行きました。

神様の驚くべき御業をもって私を全く新しい人間へと造り変えてくださいました。神様の余りにも大きい御愛と慈しみと憐れみに唯々感謝致します。

 


編集室・気まま便り

「私はあなたがたの年老いるまで変わらず、白髪となるまであなたがたを持ち運ぶ。私は造ったゆえ、必ず負い持ち運びかつ救う。」イザヤ46:4

このみことばを初めて読んだ時、私の心に平安と希望を与えて、その後生まれつきの心配性が治った経験をした。神様の約束は愛と哀れみに満ちていて、しかも、曖昧さはなく断言しているところに神様の権威と力がみなぎっていると思った。

この真実で公正な神様に出会い、救われた喜びは何にも代えがたい幸せであり、恵みです。

私は生まれつき劣等感が強く、怯えていましたが、神様がいつも守って下さり、良きように導いて下さると思った時に束縛から解放されました。 MN

 



 

LVJCC キリスト教 Q&A

 

Q  神はなぜヨブのような正しい人を試練に遭わせたのですか?

 

A   私たちはしばしば、「神を信じ、正しく生きれば祝福され、悪を行えば裁かれる」と考えがちです。これは確かに聖書全体を通して基本的な原則ですが、人生の現実はそれほど単純ではありません。ヨブ記は、「なぜ正しい者が苦しむのか」という永遠の問いに正面から取り組んだ書物です。

冒頭の1章では、ヨブが「誠実で直ぐな心を持ち、神を恐れて悪から遠ざかっていた」と記され、彼が道徳的・霊的に高潔な人物であったことが強調されます。にもかかわらず、彼は突如として財産と子どもを失い、自身も激しい皮膚病に苦しむことになります。

この悲劇の背後には、神とサタンの間で交わされた対話が存在します(1:6–12、2:1–6)。サタンはヨブの信仰を偽善的だと批判し、「ヨブが理由もなく神を恐れるでしょうか」と問いかけました(1:9)。

つまり、ヨブの信仰は神の祝福によって成り立っているだけであり、祝福を取り去れば信仰も崩れるはずだと主張したのです。神はこの挑戦を受け入れ、ヨブの信仰の純粋さを証明するために、一定の範囲でサタンに試練を許可されました。

ここで重要なのは、神がヨブを懲らしめるためではなく、ヨブの信仰が報酬によるものではなく、神ご自身に対する深い敬愛と信頼に基づいていることを、サタンと天の世界に証明するために試練を許されたという点です。これは、宇宙的な規模の信仰の証しであり、ヨブはその中で主のしもべとして立てられました。

ヨブの反応は驚くべきものでした。彼はすべてを失ったにもかかわらず、「主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな」と告白し(1:21)、「ヨブはすべてのことにおいて、罪に陥ることなく、神に対して愚痴をこぼさなかった」(1:22)とあります。

さらに2章では、健康まで失い、妻からも「神を呪って死になさい」と言われたにもかかわらず、彼は「私たちは幸いを神から受けるのだから、災いも受けるべきではないか」と語ります(2:10)。

このように、ヨブの試練には少なくとも三つの目的がありました。

①信仰の純粋性の証明:  神は、ヨブの信仰が祝福のゆえではなく、神ご自身への愛と信頼に基づくものであることを明らかにしようとされました。信仰は、試練によってこそ真価が問われ、純金のように練られていきます。

②神の栄光を示すため:  神はご自身の主権と知恵の深さを、人間の理解を超えて明らかにしようとされました。後の38章以降では、神がヨブに自然界や宇宙の神秘を問いかけることで、人間の限界と神の偉大さを示されます。私たちが試練の意味をすべて理解できないとしても、神は常に正しく、目的を持っておられるという信仰が求められています。

③苦しむ者への慰めと励ましの模範として: ヨブは後に大きな祝福を受けます。しかし、より大切なのは、彼の体験が後世の信仰者たちにとって「義なる人でも苦しむことがある」という霊的な洞察を与えていることです。私たちもヨブと同様に、神の意図が見えない中で信仰に立ち続けることを求められるのです。

最終的に、神はヨブの信仰に豊かに報い、失ったものの二倍の祝福を与えられ、ヨブ自身、神へのより深い理解と交わりに導かれました。つまり、試練はヨブの信仰を次の段階へと高め、神との関係を更に親密にしたのです。

 


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