DesertWind・ニュースレター October, 2025

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『神の忍耐と私たちの応答』(2ペテロ3:9)

 

LVJCC 牧師:鶴田健次

 
私たちの信仰生活において、ときに「なぜ神はすぐに祈りに答えてくださらないのか」という疑問が湧きます。癒しや問題解決を切に願って祈っても、現実には長い間待たされることがあります。その時「神は本当に聞いておられるのか」と不安になります。

実はこの疑問は初代教会の人々も抱いていました。キリストは再び来られると約束されたのに、年月が経っても再臨はありませんでした。そのため「何も変わらないではないか」とあざ笑う人々が現れ、信徒たちの心を揺さぶったのです。

その中でペテロはこう語りました。「主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んで、忍耐しておられるのです」(2ペテロ3:9)。

ここで示されているのは、人間から見た「遅れ」と神から見た「忍耐」の違いです。私たちの時間感覚では「遅い」と感じても、神にとっては最もふさわしいタイミングであり、救いのご計画の一部なのです。そして背後には「一人でも多く救いたい」という神の愛があるのです。

 ① 神の忍耐は愛の現れ

神の忍耐は単なる「待つこと」ではなく、救いのために耐え忍ぶ愛です。ノアの時代、洪水の裁きを起こすまで長い年月を待たれました。イスラエルの民が背き続けた時も、神はすぐに滅ぼさず、預言者を遣わして悔い改めを促されました。

イエス・キリストにおいては、その愛が最も明らかになりました。十字架で人々の裏切りと罵声に耐え、「父よ、彼らをお赦しください」と祈られました。神は私たちが救いに至るまで待ち続けてくださったのです。私たち一人一人が信仰に至ったのは、その忍耐の結果です。

だから祈りがすぐに答えられない時、そこに神の忍耐深い愛を見なければなりません。神は私たちを育て、また、まだ救われていない人のために時を伸ばしておられるのです。

 ② 神の願いはすべての人の悔い改め

ペテロは「主は、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられる」と語ります。神の御心は裁きではなく救いです。

悔い改めとは単なる後悔ではなく、方向転換です。自己中心から神中心に生き方を変えることです。神は国籍や背景に関わらず、すべての人に悔い改めを望んでおられます。

ルカ15章の「失われた羊」「銀貨」「放蕩息子」のたとえが示すように、神は失われた者の帰りを喜ばれます。奴隷船の船長であったジョン・ニュートンも、悔い改めによって救われ、やがて「アメイジング・グレイス」という素晴らしい賛美歌を生み出しました。どんな人にも救いの道は開かれているのです。

この神の御心は私たちの使命と直結しています。大宣教命令が示すように、福音を伝える働きは神の願いに対する私たちの応答なのです。

 ③ 主の日は必ず来る

しかし忍耐の時は永遠には続きません。やがて必ず「主の日」が来ます。ペテロは「盗人のように来る」と警告しました。予告なく突然に訪れるのです。

ですから私たちは「いつ来るか」を推測するのではなく、「いつ来てもよいように備える」ことが求められます。具体的には三つです。

第一に、聖い生活を保つこと。やがてこの世のものはすべて消え去りますが、神との関係だけは残ります。だから日々の小さな妥協を避け、御言葉に従うのです。

第二に、希望を持ち続けること。ペテロは「義の宿る新しい天と新しい地」を待ち望むと語りました。そこでは死も涙もない新天新地が現れます。

第三に、使命を果たすこと。神が主の日を遅らせておられるのは、救われる人が増えるためです。だからこそ私たちは福音を伝える責任を担うのです。

ボンヘッファーは死を前に「これは終わりではない。始まりなのだ」と言いました。彼の生涯は、主の日を希望として待つ姿を示しています。神の願いはすべての人の悔い改めです。そして忍耐の時は必ず終わり、主の日は突然訪れます。だからこそ、今こそ悔い改め、聖く生き、使命を果たす時なのです。

 



命を大切に』

 

証し:中島 マリ子

 
イザヤ書の40章から終わりまでは、バビロン捕囚となったイスラエル人を激励する言葉が並んでいます。この言葉も絶望状態にある人々に向けて神様が語り掛けた言葉でした。こんなにストレートに愛を伝えている言葉は他にないです。このみ言葉に励まされて、自分を取り戻した人、自殺を辞めた人々が多くいると聞きました。

沖縄で生まれ育ったゴスペルシンガーの上原玲子さんが証していました。小学校の初めの頃に、友達から「あなたはもらい子なのよ。」と言われて、大変なるショックを受けて、自分の顔をよく鏡で見たら、「両親共日本人という人と私は違う顔をしている。

私はもしかしたら、望まれて生まれて来たのではなかったのではないか。」と思い、それからは遊びまくって、しまいには薬物に手を出してしまったそうですが、ある日、教会に行った時にこのみ言葉を聞いて、神様に出会い、「私は神様に愛されているのだ。」とわかり、そのあとはまともな生活をするようになり、ゴスペルシンガーとして、日本中を回り、ユーチューブでも証を語り、讃美歌を唄い、多くの人々に伝道している人生へと変えられたそうです。

実は私は生まれつき劣等感と鬱と心配性がありました。ですから人に言われることを気にしていつもびくびくしていたし、はっきりと自分の意見が言えずにモヤモヤとしたものを常に心の中に抱えていました。

その性質を知っていたと思うのですが、母はどちらかというと厳しく叱咤激励して私を育てたので、返ってそれが裏目にでて、ますます落ち込んで行きました。しかし、親といえども不完全な人間ですから、それを責めるつもりはないです。むしろ、戦後の大変な時代に産んで育ててくれたことを今は感謝していますす。

真剣に自殺を考えたのは、結婚してからかなり経っていたある日、カリフォルニアの南の海の近くに住んでいたので、「この海に飛び込んで死んでしまったら、楽になるのに。」と思った事はありました。それは夫婦の仲がうまくいかずに、悩み苦しんでいたからです。

前の夫というのは機嫌のよい時は和やかな時もありましたが、時々会話が噛み合わなくなり、ちょうど油が水をはじくようにポンポンと乱暴な言葉が返って来るのです。

そういう言い方は傷つくと訴えても、決して謝らないし、自分の態度を変えない人でした。それどころか、ひどい暴言を浴びせられて、理不尽な事で怒鳴られた事もたびたびありました。

もう一つ私にはどうしても理解できなかったのは、彼がクリスチャンである事でした。しかし、彼の心の中には聖霊は入っていないのではないかと思う事はしばしばでした。

その事でも長い間私は苦しみました。その末に、絵にかいたようなクリスチャンはどこにもいないし、彼は高校3年のクリスマスに大阪の堺教会で信仰告白をして洗礼を受けたという事実は本当なので、彼の状態を受け入れるしかないと思いました。そして彼には深い心の傷があり、それを周囲の者はどうする事もできなかったです。

教会の礼拝には気が向いた時だけ行く人でした。そして教会の同世代の友達との交わりを楽しんでいました。彼とは神様の事を語り合えないのは仕方ないとあきらめてからは大分気が楽になりました。自殺したいと悩んでいる時に幸い教会の友達が、私のいない所で彼に忠告してくれました。それで私は自殺を思いとどまる事ができました。

ある日、聖書を読んでいたら、ゲッセマネの園でイエス様が苦しみ悶えて祈ったという箇所があり、神様の子供でもこのように苦しむことがあるとわかりました。そのあと、あざ笑う人々にムチ打たれて、重い十字架を担いで、ドロローサの道を歩む途中で12回も倒れたというその箇所に記念の教会が建っていたのを聖地旅行に行った時訪れた時の事を思い出します。

そして極め付きはあの残酷な十字架にかけられ死んで行ったイエス様の苦しみを思った時に、自分の悩みや苦しみは比較にならないと思わされました。イエス様の大きな犠牲があって私達の罪は赦され、こうして生きていると思った時に、この命を大切に感謝して生きたいと思うようになりました。


編集室・気まま便り

 
『何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。』(ピリピ2:3-4)

この聖句も大切な生き方を示してくれています。もし一人でも多くの人々がこのみ言葉の事を実際に生活の上で心掛けたなら、平和な世界になるでしょう。

見せかけの謙遜ではなく、背後におられる神様にむかって、全く力のない、愚かで罪深い者を一方的な恵みと哀れみによって救い出して下さったという事を深く受け止めると自分の立ち位置がわかり、救ってくださった神様に対して感謝があふれてきます。そして神様のために何かしたいと思うようになります。 MN

 



 

LVJCC キリスト教 Q&A

 

Q 千年王国はどのようにして始まりますか?

 

A   それでは、患難時代の終わりから千年王国の始まりまでの流れを、聖書の預言をもとに説明します。聖書によれば、この世はやがて7年間の患難時代と呼ばれる裁きと混乱の時を迎えます(黙示6–18章)。この期間の後半は「大患難」と呼ばれ、反キリストが全世界を支配し、イスラエルとクリスチャンに激しい迫害が及びます。しかしこの患難時代は神の定められた時に終わりを迎え、そこから千年王国へと移行します。その流れは次の通りです。

 
 ① キリストの再臨とハルマゲドンの戦い

患難時代の最後に、諸国の軍勢がイスラエルの地、特にハルマゲドン(メギドの平原)に集まり、キリストと戦おうとします(黙示19:19)。その時、イエス・キリストは天の軍勢と共に再臨され(黙示19:11–16)、反キリストと偽預言者を捕らえて火の池に投げ込みます(黙示19:20)。地上の軍勢は口から出る鋭い剣(御言葉)によって打たれます。

 ② サタンの束縛

再臨の直後、御使いがサタンを捕らえて千年間、底知れぬ所に閉じ込め、封印します(黙示20:1–3)。この間、サタンは諸国を惑わすことができなくなります。これにより、地上における平和と義の統治が可能となります。

③ 諸国民の裁き(羊と山羊の裁き)

マタイ25:31–46に記されているように、キリストは再臨後、患難時代を生き延びた諸国の民を集め、裁きを行います。

・ 羊(義人):患難時代に信仰を持ち、キリストの弟子たちを助けた者たち。彼らはそのまま肉体を持って千年王国に入り、子孫を増やします。
・ 山羊(不義な者):キリストを拒み、神の民を迫害した者たち。彼らは永遠の刑罰に入れられます。

 ③ 第一の復活

千年王国の初めに、「第一の復活」が起こります(黙示20:4–6)。これは義人たちの復活であり、次の人々が含まれます。

・ 旧約時代の聖徒たち(ダニエル12:2)
・ 患難時代の殉教者たち(黙示20:4)
・ すでに携挙で栄化された教会の聖徒たち(1テサロニケ4:16–17)

これらの人々は栄化された体を持ち、キリストと共に千年間統治します。

 ④人生の意味を映し出すために

聖書の中で「一日は千年のようであり、千年は一日のようです」(Ⅱペテロ3:8)と語られているように、創造の6日間は人間の歴史を映し出していると考えられます。働きの日々のあとに「休み」があるように、人生の歩みのあとには永遠の安息があることを指し示しています。神の創造の物語は、私たちに人生の目的と行き着く先を示すしるしでもあるのです。

 ⑤ 千年王国の開始

こうして地上には、罪の力が抑えられた状態で、キリストご自身がエルサレムから全世界を義と平和で治める千年王国が始まります。この時、

・戦争はなくなり(イザヤ2:4)、
・自然界は回復され(イザヤ11:6–9)、
・イスラエルは民族的に回復され(エゼ37章)、
・諸国民はエルサレムに上って主を礼拝します(ゼカリヤ14:16)。

 ⑥ 千年王国に入る人々

千年王国には2種類の人々が存在します。

1.栄化された体を持つ者:教会の聖徒、旧約聖徒、患難時代の殉教者。死なず、罪の性質を持たず、キリストと共に統治します。
2.普通の肉体を持つ者:患難時代を生き延び、羊の裁きで義と認められた人々。彼らは寿命が延び、子孫を増やしながら千年王国を生きます(イザヤ65:20–23)。

つまり、患難時代の終わりにキリストが再臨し、敵を滅ぼし、サタンを束縛し、義人と不義な者を分ける裁きを行います。そして千年王国が始まります。この千年王国は、最終的には新天新地への移行に至ります(黙示21–22章)。

 


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