宇宙塵が物語ること

 

創造論の立場に立つ科学者たちは、人類の年齢と同様に、地球も非常に若いと考えています。その証拠とされるものの一つは「宇宙塵」の事実です。

 

宇宙塵とは、星間物質の一種で、宇宙空間の分布する固体の微粒子のこと、いわば宇宙のちりです。隕石と違って、その粒子の大きさは、0.01マイクロメートルから10マイクロメートル程度で目には見えませんが、宇宙のあらゆる方向から、常に地球や月にゆっくり降り注いでいます。

 

宇宙塵は、電波望遠鏡などで観測されているほかにも、探査機によって採取する試みもあります。2006年1月15日にはアメリカのNASAがスターダスト探査機を使ってヴィルト第二彗星の宇宙塵を地球に持ち帰ることに世界で初めて成功しました。また、ロケットや気球などを飛ばして高層大気中から実際に宇宙塵を採取し、分析する試みも始まっています。

 

宇宙塵は地表に毎年100トン程度降り注いでいると考えられており、古いビルの屋上などには、地上から舞い上がった塵と混じり合ってたくさんの宇宙塵が積もっています。また宇宙塵は深海底や南極の氷の中からも見つかっており、研究が続けられています。

 

宇宙塵の降り注ぐこの速度は、概算では大体のことが分かっているものの、地球には大気や海があり、地表には常に動きがあるので、地球創成時から現在までに降り積もった宇宙塵の量を測定することは困難です。しかし月には、大気も海もなく、表面に動きもないので、月面に降り積もった宇宙塵は、月の創成時から現在までのものがそのまま積もって残っているはずです。

進化論者たちは、月の年齢は地球と同じく約45億年と考えているので、彼らは月面の宇宙塵の量は数メートルにも達しているだろうと推測していました。ところが、アポロ宇宙船に乗って人類初の月面着陸を果たしたニール・アームストロング船長は、テレビのインタビューを受けたとき、最初に何を思ったかと聞かれて、こう答えました。

 

「私は最初に、 ちりの中に埋もれてしまうのではないかと思いました。」

 

彼は、それまで進化の考えを教え込まれていました。しかし実際は、彼はちりの中に埋もれてしまったりはしませんでした。なぜなら月面の宇宙塵は、数ミリしかなかったからです。つまり、月は極めて若かったのです。月がそうであれば、地球もそうです。地球も若いと考える方が理に叶っています。米国テキサス大学教授ハロルド・S・スラッシヤー博士は、こう述べています。

 

「宇宙塵の堆積年数は、数十億年というより、むしろ5~6000年にしかならないことがわかります。」

 

宇宙塵の量は、地球も月も極めて若いことを示しているのです。

 

 


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