宇宙の年齢

 

進化論者たちは長きに渡って宇宙の年齢を150億年、最近では138億年と主張してきました。またそれを聞かされてきた私たちは、実はそれが一万年にも満たないと言われても、そう簡単には受け入れられないことでしょう。

進化論者たちにとって、彼らが主張する生命の自然発生、また生物が非常に長い年月を経て現在見られる様々な生物に進化してきたという仮説に可能性を持たせるには、このような膨大な年月を設定する必要があるのです。宇宙の年齢を138億年とし、地球の年齢を46億年とすれば、生命が自然発生し、それが進化して、ついには37兆個(以前は60兆個とされていた)の細胞を持つ人間が誕生することが可能だったはずだというわけです。しかし、宇宙や地球の年齢が実際そうであれば、それは本当に生命の自然発生と人間への進化を実現させるのに充分な時間なのでしょうか。

著名な情報学者マルセール・ゴレは、全宇宙の全時代を通じて、最も簡単な生命が自然に発生する確率はどれくらいあるかを計算しました。彼は、疑わしい要素はできるだけ進化に有利に計算し、宇宙の年齢も3兆年(進化論者の言う宇宙の年齢の200倍)として計算しました。それでも、その期間内に物質がうまく組み合わせられて、生命が自然に発生する確率は、10の280乗分の1以下の可能性ということでした。

ところが、実際はその確率はもっと低くなります。なぜなら、エントロピーの法則(閉鎖系における乱雑さは時間とともに増大するという原理)により、高次の秩序形態への進化は、時間が経てば経つほどますますあり得なくなるからです。つまり、宇宙の年齢が138億年であろうと、仮に3兆年であろうと、生命が自然発生する確率はゼロなのです。これは何を物語るでしょうか? それは、「地球や宇宙の歴史が充分に長ければ、その間に生命が誕生しただろう」という考え自体が間違いだということです。

私たちは、そういう無茶苦茶な理屈を並べ立てて、人間に解るはずのない生命の起源や宇宙の起源を神無しの世界観で無理に説明しようとせず、むしろ自然界の観察結果と矛盾しない聖書の創造論に心を開いて耳を傾けるべきではないでしょうか。

多くの日本人が知らない聖書の神は、天地万物の創造者であり、全知全能のお方です。何も無いところに言葉だけで全宇宙を創造し、すべての生き物を造られた神は、それを一瞬のうちに造ることも可能でした。ところが、神はそれを「6日間」で造られたのです。全能の神にとっては、「6日間」という時間でさえ長過ぎるくらいです。しかし、実は神が「6日間」で天地万物を創造されたことには大切な意味があったのです。

 

 

 

 

 

 

 


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