弁証のガイドライン

ほとんどすべての訓練には、人がより良く実行できるための助けになる規則とガイドラインがあります。実際、努力を伴うどんなものにもガイドラインが付き物です。弁証に関しても同じです。
以下のものは、弁証の技術を向上させる上で非常に役に立っているものです。もちろん、これらが決定的なものであるということではありません。むしろ、これらは単に私にとって助けになったものですが、きっとあなたにも役立つことと思います。すべての状況で役立つ弁証法などというものはありません。それに従えばいつも真理を理解し受け入れるように人を導けるアプローチ法などあるはずがありません。弁証はあなたが知っていることと、あなたがどういう人であるかということを組み合わせたもので、その時どきに迎える様々な障害に順応しなければならない流動的表現です。

弁証の技術は、直接あなたの経験と知識に関係してきます。あなたは、真理を防衛する状況を経験することによって、知識を得ます。これは“行ない”による弁証です。この“行ない”を通して、あなたは知識を磨き、自分の弱点を発見し、能力の改善を求めていきます。あなたは、様々なものを学び、学んだ事を現実の場で実践し、知っている事をどう適用させるかを考え、失敗を繰り返しながらも、それを続けることによって一生懸命に学ぶ必要があります。これらのすべてが、弁証とは何かということであり、どうしたらより良い弁証ができるかということです。では、あなたの弁証の技術を向上させるための助けとなる最も良い方法は何でしょう。それは実践することです。成功と失敗をたくさん経験することです。  実際、私もたくさんの間違いや失敗を伝道や証や弁証の際にしてきました。しかし、それは問題ではありません。失敗や間違いをしなければ成長しないからです。

では、ここでいくつかのガイドラインを紹介します。

  1. 祈る
  2. 人の心と思いを開くのは主であって、あなたではありません(使徒 16 : 14 )。神に導きを祈り求めてください(ヨハネ 14 : 14 )。あなたの知恵(ヤコブ 1 : 5 )と言葉(コロサイ 4 : 6 )が祝福されるように祈って下さい。また、神の言葉を悟らせるために人々の心を主が開いてくださるように祈りましょう(ルカ 24 : 45 )。

  3. 聖句を暗唱する
  4. 信仰の防衛をする際に、特定の御言葉を暗唱しながら引用することは非常に強力です ( 2 テモテ 3 : 16 )。

  5. 情報の場所を覚える
  6. それが異端の資料であろうが、世俗のものであろうが、またあなたが得たどんな資料であろうが、その情報をいつでも必要なときに引き出せるよう、情報の場所を覚えて下さい。異なる教えの資料を知ることは非常に貴重です。もちろん、すべてを知ることなどできませんが、たとえばモルモン教、進化論、創造論、哲学、聖書、あるいは必要なものがあれば何でも、それらに関する情報を少しは覚えて下さい。また実践をしながら、何が必要かを学んで下さい。

  7. 言われていることをよく聴く
  8. あなたに言われている事をよく聴き、その言われている事にきちんと応答して下さい。よく聴くことによって、何を言えばいいかが分かります。論理における間違いを聴いて下さい。動機や心の痛み、また何を意図しようとしているかを聴いて下さい。

  9. 相手の話を中断しない
  10. 相手の話を中断しないというのは当たり前の礼儀です。あなたは、最後まで聴くことによって、語る権利を得る必要があります。たとえ答えを持っているからといって、すぐに聞かせてあげなければならない訳ではありません。相手の話を中断することが普通のこととなれば、学ぶ機会は失われます。

  11. 間違いを恐れない
  12. 成長のための最も良い方法のひとつは、自分の弱点を知ることです。ですから、あなたの弱点を見つけ出す最良の方法は、間違いがあらわにされることです。

  13. 発見した自分の知らないことを学ぶ
  14. もしあなたに何か知らないことがあれば、それを学んで下さい。本を手に入れ、読んで下さい。そして学んだことを書き出して下さい。

  15. 賭けを恐れない
  16. 賭けを恐れないで下さい。それには本当の信仰が必要です。あなたに必要なことは、キリスト教信仰を防衛するために、準備をし、はっきりと語り、そして後は結果に賭けてみることです。そうすれば、どんなに上手く出来たかに驚かれることでしょう。たとえ失敗をし、語った事が台無しなっても、心配は要りません。ガイドラインの 6 番を見て下さい。

  17. リハーサルをする
  18. おそらく弁証をする最も良い場所は、あなたの頭の中にあります。答えを必要とする問題や、その弁証のためのシナリオを考え、答えをさらに発展させて下さい。頭の中で練習し、自分を追い詰め、そして、そこから脱出してみて下さい。

  19. 知る必要のあるテーマに関する本を読む
  20. 他の人の知識は非常に貴重です。アイザック・ニュートンは、「もし私が星に届いたなら、それは巨人たちの肩の上に立ったからである」と言いました。言い換えれば、彼は他の人から学んだということです。

    基本的に、ガイドラインの内容は常識的なことです。そこで、あなたがしなければならないことは、実行することです。失敗を恐れず、継続し、祈り、神の導きに委ねることです。そうすれば、必ず上手くいきます。


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