ラスベガス日本人教会
DesertWind・ニュースレター June, 2019
『素晴らしき神の愛』 (Iヨハネ3:1-10)
今日は第一ヨハネ3章の御言葉を開きたいと思います。ヨ ハネは1章、2章において「神は光である」というテーマで語りま すが、3章からは「神は愛である」というテーマで語ります。これ が4章まで続き、最後の5章で「神はいのちである」というテー マで語り、この手紙を閉じます。
ヨハネはこの手紙を通して、すべてのクリスチャンに、神がどの ような方であるかを知って欲しかったのです。それはただ単に知 識として知るということではなく体験的に深く知るということです。
神について頭で知ることと体験することは違います。ヨハネ が願っていたのは、この体験するということでした。神と向き合 い、神と語り合い、神と交わり、神を体験することで、この神が どんなに素晴らしい方であるかを知って欲しかったのです。
1. 私たちは神の子ども
人は何を見るか、何を考えるかによってその行動が決まります。ですから「考える」ことはとても重要なことです。ここで私た ちが考えなければならないことはどんなことでしょうか。
それは、 私たちが神の子どもと呼ばれるために、神がどんなに素晴らし い愛を与えて下さったかということです。
この愛についてヨハネはこの手紙の4章10節でこのように言 っています。「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛 し、私たちの罪のために、なだめの供え物として御子を遣わさ れました。ここに愛があるのです。」 一体どこに愛があるのでしょうか。
神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え 物として御子を遣わされたことの中にあります。ヨハネは、この 愛を考えなさいと言っているのです。
2. キリストに似た者となる
私たちは既に神の子どもです。そのように見えないかも知れ ませんが、イエス様を信じる人は、みな例外なく神の子どもで す。イエス様を本当に信じたのであれば間違いなく神の子ども
とされているのです。そして、神の子どもとされた私たちは、やが てキリストに似た者となるのです。
ヨハネは3章2節で、そのことを「わかっている」と言っていま す。必ずそうなると分かっているというのです。なぜそのように言 えるのでしょう。それは、その時、私たちがキリストをありのまま に見るからです。その時とは、キリストの再臨の時です。
その 時、イエス様を信じている人は空中に引き上げられ、主と会う のです。そして、そこで顔と顔とを合わせて主を見るのです。そ の時、私たちの姿がイエス様の姿と似た姿であることに気づき ます。なぜなら、私たちは永遠に朽ちない栄光の体に変えら れるからです。これがクリスチャンの最大の希望です。
3. キリストに望みを置く者
3節にある「望み」とは何でしょうか。それはキリストに似た者 となるという望みです。たとえ今がどうであれ、イエス・キリストが 再び来られるとき、すべてが希望に変わるのです。この希望を 抱く者はみなキリストが清い方であるように、自分を清くするの です。
6節には、「だれでもキリストのうちにとどまる者は、罪を犯し ません。罪を犯す者はだれも、キリストを見てもいないし、知っ てもいないのです」とあります。どういう意味でしょうか。それは、 クリスチャンは罪を犯すことがないというではありません。
私たち は確かに罪を赦されましたが、まだ罪の性質が残っていて、罪 を犯さないで生きることはできません。しかし、もはや私たちは 平気で罪を犯すことはできないのです。罪を犯したり、神の御 心に反したりすると、心に葛藤を覚え、良心が痛むのです。内 に住んでおられる聖霊が悲しまれるからです。
そこで、確かに罪を犯さない心がけも必要ですが、大切なの は罪を犯さないことではなく、罪を犯さずには生きてはいけない 存在であることを認め、もし罪を犯すことがあれば神の前にそ の罪を悔い改めることを忘れてはなりません。
それが神と交わ りを持ち続ける秘訣であり、光の中を歩むクリスチャンの根本 的な生き方だと言えるでしょう。
LVJCC 牧師:鶴田健次
証し:命と平和の大切さ(上)
中島マリ子
4月16日から 30 日まで訪れたドイツとポーランドの 旅の報告をさせていただきます。
今回は山本真美子先生が、戦争中ホロコーストで殺 された 150 万人のユダヤ人の子供達一人づつに平和 の祈りを込めて 11 年前に始めた「150万羽の折鶴平 和プロジェクト」の一環として、戦争中人体実験に使わ れた 20 人の子供達の慰霊祭がハンブルグである事が わかり、参加する事になり私と M 姉妹が同行しました。
この「150万羽の折鶴平和プロジェクト」を始めた頃は 小さな活動でしたが、去年ようやく 100 万羽を突破した そうです。ゲッテイ美術館や日系博物館の援助を得て いつしか広まり、今では世界中から折鶴が送られてくる ようになりました。
皆さんプロジェクトの趣旨を理解して喜んで協力してく れるだけでなく、5 歳から 12 歳の子供達が無念にも殺 されていった事を思うと命の大切さと、また生き方さえ も変えられたという子供達もいて、大きな波紋となって 広がっています。
折鶴プロジェクトを始めて数年した時に偶然この人体 実験された 20 人の子供達の事が浮上し、検索する内 に毎年ハンブルグで 4 月 20 日に慰霊祭をしている事 がわかったので、行くにあたり、折鶴プロジェクトに初 めから協力してくれた名古屋の方が 2 万羽の折鶴を送 ってくれたので、それをトランクに詰めて運び、ハンブ ルグの慰霊祭の会場に展示したところ、実物の折鶴を 初めて見た人達から賞賛と感謝の声が出て、中には購 入したいと申し出る人もあったほどでした。
Desert Wind 6月号・ニュース
◆ 6月2日(日)の礼拝後に恵里Lazo姉の赤ちゃんのベビ ーシャワーが持たれます。7 月 4 日が予定日です。母子 共に健康が守られるように祈りましょう。
◆ 6月9日(日)2:30pmより背骨コンディショニングの体操 教室が持たれます。(無料)どなたでもご参加ください。
◆ 6月23日(日)の礼拝後、日本に帰国される古川洋子姉 の歓送会が持たれます。
◆ 照美姉、リエ子姉、千鶴姉、香織姉一家が日本を訪問中 です。旅の安全をお祈りください。
◆ Perry 兄と満里奈姉のシアトルでの新婚生活が祝福され ますように。またシアトルに引っ越される和美姉の新しい 生活が主の守りと導きの中で祝福されたものとなるよう 皆さんでお祈りしましょう。
編集室・気まま便り
「千の風にのって」という 歌に感動したので検索し たところ、1932 年メアリー・ フライという米国東海岸の メリーランド州ボルテイモアの主婦が書いたそうだ。
同居していたマーガレット・シュワルツコップ(ドイツ系ユダヤ人の少女)の母(ドイツ 在住)が亡くなったが、当時ドイツの反ユダヤ主義の風潮が強く危険だったために帰国できなかったことが原因で落ち込んでいた彼女のために、茶色の紙袋 にこの詩を書いたというのが有力だそうだ。
この歌がきっかけとなり、日本では墓地に関する意識 改革が起こり、死後の世 界について真剣に考えた 人達もいたようだ。 クリスチャンにとっては死後 霊は永遠に生きると約束 されているだけに死ぬ事は むしろ本人にも家族にとっ ても悲しみだけではない。 天国で神様にお会いでき るという希望が与えられて いるということは大きな励ましである。 MN
△▼△▼ LVJCC キリスト教 Q&A △▼△▼
Q 旧約聖書には 180 歳まで生きたとありますが本当ですか?
A 旧約聖書には 180 歳どころか、創世記 5 章を見ると 900 歳近く生きた人が何人も出てきます。
旧約聖書には 180 歳どころか、創世記 5 章を見ると 900 歳近く生きた人が何人も出てきます。アダムは 930 歳、セツは 912 歳、エノ シュは 905 歳、ケナンは 910 歳、マハラルエ ルは 895 歳、エレデは 962 歳、メトシェラは 969 歳、レメクは 777 歳、ノアは 950 歳という 長寿でした。
そんなおとぎ話のような・・・、という反応が 聞こえて来るようです。当然です。この世の常 識感覚では、150 年位までなら驚きをもって 受け止められるかも知れませんが、900 年と なると誰もまともに聞いてはくれません。それ が人間の経験からくる常識というものです。
ところが、ノアの大洪水以降、セムは 600 歳、アルパクシャデは 438 歳、シェラフは 433 歳、エベルは 464 歳、ペレグは 239 歳、レウ は 239 歳、セルグは 230 歳、ナホルは 148 歳、テラは 205 歳、アブラハムは 175 歳、イ サクは 180 歳、ヤコブは 147 歳と人々の寿命は急速に短くなったことが聖書に記されていま す。
そして、モーセの時代には、人の齢(よわ い)は 70 年~80 年と考えられていましたか ら、120 年生きたモーセは特別で、一般には 現在と同じような寿命になっていたようです。
ではなぜ、大洪水以前の人々は長寿であっ たのに、大洪水を境に寿命が急速に短くなっ たのでしょうか?
創世記 1 章 7 節には、「神は大空を造り、 大空の下の水と、大空の上の水とを区別され た」と記されていますが、ここで言われている 「大空」は大気のことで、「大空の下の水」は海 洋のことです。
また、「大空の上の水」はノアの 洪水以前に地球の上空に存在していた「水蒸 気層」のことで、この水蒸気層が 40 日 40 夜 の大雨となり、世界規模の大洪水をもたらした のです。それまでは、この分厚い水蒸気層が 宇宙からの有害な放射線などを遮断し、生物 の細胞の破壊を防いでいたので、地上に住む生物は長寿を保つことができたのです。
宇宙からは様々な高速の放射線が飛ん で来ます。放射線は、遠くの銀河から飛んで 来るものを「宇宙線」、また太陽から飛んで来 るものを「太陽風」と呼びますが、この高速粒 子流は分厚い真鍮(しんちゅう)の板を簡単 に通り抜けるスピードで飛んでいます。当然、この宇宙線は地球にも大量に飛んできます が、大気がそれをかなり遮断してくれます。
しかし、大気による宇宙線の遮断は完全では なく、私たちは一生の間、絶え間なく宇宙線 の放射を浴び、細胞に損傷が加えられてい るのです。ところが、大洪水以前は、現在の 大気の上にさらに分厚い水蒸気層があった ので、ほぼ完全に放射線を遮断できていたと考えられます。
放射線のない環境は長寿の大きな要素です。また、この水蒸気層は、宇宙線だけでなく、紫外線、エックス線などの有害光線の影 響からも人々を守り、生物にとって理想的な 環境を作り出していたのです。それが大洪水 以前の人々が驚くほど長寿であった要因だと いうのが創造論学者たちの見解です。
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