DesertWind・ニュースレター July, 2022

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『イエス・キリストは天国に至る道』(ヨハネ14:1-6

LVJCC 牧師:鶴田健次

救い主イエス・キリストを知らずにこの世を去るということはとても悲しむべきことですが、生きている間にイエス・キリストを知り、天国の国籍を手に入れることができれば、それは言葉には表せない大きな恵みです。

なぜなら、神の言葉である聖書は、イエス・キリストを救い主また主として信じ受けれるすべての人に永遠の命、永遠の天国が約束されることを明らかにしているからです。

天国には、神が共におられ、死もなく、悲しみもなく、苦しみもありません。また、そこでは神の栄光が都を照らし、太陽の光がなくても、まばゆいばかりに明るく、いつも喜びと、希望と、平和で満ち溢れています。それが天国です。そして、「天国の国籍」を持つ者だけがそこに入ることを許されているのです。

ところで、今でこそ道路は大きな機械を使って作りますが、大昔は、獣道のように、誰かが通った後を次々に誰かが通ることによって地面が踏み固められ、道が出来ていました。

イエス・キリストは、ご自分の十字架を担いで、処刑場であるゴルゴタの丘に向かって歩いて行かれました。そして、十字架に架かり、三日に死からよみがえることによって天国に至る道を作られたのです。これまで、どれだけ多くの人がこの道を通ったことでしょうか。道は多くの人が通ることによって、より確かな道になっていきます。

ヨハネの福音書14章2-3節で、イエス様はこう言っておられます。

「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」

ここにイエス様が弟子たちを離れていかれる理由が書いてあります。つまりイエス様が十字架にかかり、死んで葬られ、三日目によみがえり、天にお帰りになる理由、それは私たちのために天国の住まいを用意するためだということです。

人間には、生きるうえで、神に与えられた大切な使命と目的があります。そして、すべての人にとっての究極的な人生の使命と目的は天国への道を見出すことです。

ですから、もしこの目的が果たされず人生を終えるなら、たとえこの世でどんな偉業を成し遂げても、またどんなに多くの富を得、健康で長生きをしても、その人の人生は意味のないものになってしまいます。

イエス様は私たちに、この世的な意味での幸せを与えて下さることもあれば、それを奪われることもあります。ですから、この世的な幸せを得ることが信仰の目的だとすれば、必ず信仰に行き詰まる時がやってきます。「信仰を持って何になる」と思えることが起こるからです。

しかし、イエス様の究極の願いは、私たちを天国に連れ帰り、その至福の世界で永遠に住まわせることなのです。ですから、イエス様が私たちに、この世の幸せや楽しみを与えて下さるにしても、またそれを奪われるにしても、イエス様がそうなさるのはすべて私たちを天国の恵みにあずからせるためであることを知っておくことはとても大切なことです。

さて、イエス様は4節でこう仰いました。「わたしの行く道はあなたがたも知っています。」 すると、トマスが口を挟みます。「主よ、どこへいらっしゃるのか、私たちには分かりません。どうして、その道が私たちにわかりましょう。」 そこでイエス様がおっしゃった言葉が、この有名なヨハネ14:6の御言葉です。

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」

「どうして、その道が私たちにわかりましょう」というトマスに対して、イエス様は「わたしが道である」とお答えになりました。

すべての宗教の創始者たちは、「これが道です。ここに道があります」と言って、自分が見出した道を人々に示そうとします。しかしイエス様は、「わたしが道である」と仰ったのです。この違いは非常に大きな違いです。神であるのと、人間であるのとの違いです。

道で大事なことは、その道がそこを通るためにあるということです。道を知っているということも大事でしょう。また道を眺めることが必要なときもあるでしょう。しかし、結局は、道というものは、そこを通らなければ目的地に着くことはできません。キリスト教というのは、イエス・キリストという道を通ることなのです。

ですから、これからも、このイエス・キリストという『天国に至る道』を通りながら、また同時に、この道を一人でも多くの人々に伝えていく者でありたいと思います。

 



Desert Wind  2022年 7月号 案内・ニュース

7月07日(日)は礼拝後に婦人会が持たれます。 女性会員の方々は皆さんご出席ください。

7月31日(日)の礼拝後は持ち寄りランチの後日 英合同で教会総会が持たれます。

 



『神様のご臨在

証し:利美子・パラ

私は1953年6月10日に沖縄で生まれ、兄、私、妹、弟がいましたが、父親と兄とは一緒に住んだ記憶がありません。母と一緒に暮らし出したのは小学校の1年生からでした。 それまではおばさんに預けられ、冷たくされ、子供にはいじめられたことを覚えています。その後、おじいちゃんとおばあちゃんに育てられた時は、貧乏でしたが、愛情いっぱいだったので楽しい思い出がたくさんあります。

小学校に入り母と都会で住むことになり、母は夜の仕事をしていたので、ほとんど私は一人で家にいました。寂しさと夜一人でいる怖さを味わいました。母との楽しかった思い出は何もなかったのですが、中学生になってからはたくさんの友達ができ、好きな合唱団クラブとテニスクラブに入り、学校生活を大いに楽しみました。

特に独唱で沖縄全中学校の歌のコンテストで優勝した時は本当にうれしかったです。友達と先生に恵まれて充実した中学生活を送ることができました。しかし家には新しい父親が来て、やがて妹と弟が生まれ、私はいつも二人の面倒をみなければなりませんでした。

高校卒業後は、小さなスナックで働いたり、米軍のナイトクラブでたまに歌ったりしていたので、小さい時からカントリー歌手になりたい夢が大きくふくらんできて、いつかチャンスがあれば、アメリカに行きたいと思っていました。

1974年21歳の時にアメリカ人と結婚し、アメリカのインデイアナ州に渡りました。小さい田舎町で、当時日本人は誰もいませんでした。まだ英語がうまく話せず、夫は暴力をふるう人で、家にも帰って来ないので、毎日寂しさと怖い思いをしました。

でも友達が一人でき、彼女の助けによって、運転免許を取得し、工場で働けるようになりました。その後、カントリーナイトクラブで歌手に応募し、バンドのメンバーに選ばれました。

厳しい時でしたが、夢に向かって充実した日々を送ることができました。その後、息子が生まれ、夫の暴力は段々激しくなり、息子に手を出したのを見て、離婚する決心をしました。

その後、鉄板焼きレストランで知り合った日本人男性と結婚し、ロサンゼルスに移り働きました。彼も暴力をふるう人でしたが、それでも我慢しました。ただ娘を身ごもった時、彼に話したら、生活していけなくなるとカンカンに怒り、中絶するように言われました。

叩かれたので、車から降りて、泣きながら途方に暮れていたところに、一緒に働いていた友達に助けられ、クリスチャンの人を紹介してくれ、イエス様の話を聞き、涙が止めどなく流れ、イエス様を受け入れました。その時、私の心は何とも言えない平安に満たされ、その後、友達の通う教会で洗礼を受けました。

クリスチャンになってから変わったことは気の強かった私が人に優しくできるようになれたことが一番大きいです。他にもたくさんありますが、思いやりをもって相手の気持ちを察することができるようになった事と、イエス様を伝える事ができるようになった事です。

「私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。『義人は信仰によって生きる。』と書いてあるとおりです。」(ローマ1:16-17)

また一番心に響いた御言葉はローマ8:28です。「神を愛する人々、すなわち、神の御計画に従って召された人々のためには、神がすべての事を働かせて、益としてくださることを、私達は知っています。」

私が皆さんにお伝えしたいことは、今こうして私の人生を振り返ったときに、神様はいつも、どんな時にも、たとえ自分が神様から気持ちが離れても、人や出来事を通して、必ず神様の身元に連れ戻して下さったということです。私は神様がいつも共にいてくださることをはっきりと知ることができました。

私は母を初めたくさんの身内の者たちにイエス様の事を伝えて、その中の何人かが救われました。伝道することによって、私自身が喜びと感謝に溢れる経験をすることができ、今の私がいます。

皆さんも是非、日々祈り、伝道し、神様にフォーカスした人生を一緒に歩んでほしいと心から願います。

 


編集室・気まま便り

 私は53年前に日本で洗礼を受けたのですが、初めて分厚い聖書を手にした時、戸惑いました。そしてある日「どんなに時間がかかっても、自分でコツコツと全巻を旧約から、ヨハネの黙示録まで通読する。」と決心してとりかかりました。約10年かかって3回通読しました。

読み始めてすぐに感じた事は今迄礼拝のメッセージを聞いていただけで、断片的だった事柄が通読する事によって繋がりました。奥が深いので解説なしにはとうてい理解できない箇所が多いです。しかし諦めず学ぶ事によって、神様からの素晴らしい愛が心に響いて涙する時もある程です。み言葉を覚えて、事有る度に口ずさみ、喜びと感謝にあふれるこの頃です。

MN



 

LVJCC キリスト教 Q&A

Q エゼキエル戦争の結末はどうなるのでしょうか?

 

 A  患難時代が近づいたころ、ロシアは連合軍を率いてイスラエルを攻撃し、圧倒的な物量で土地を占領しようとします。次から次へと軍隊がなだれ込み、イスラエル軍もなすすべがないでしょう。ロシア、イラン、トルコ、アフリカから軍隊が押し寄せ、まさにイスラエルは四面楚歌、絶体絶命の危機を迎えます。では、その結末はどうなるのでしょうか。実は、その結末はエゼキエル書38:18-23に次にように預言されているのです。

「ゴグがイスラエルの地を攻めるその日、神である主の御告げ。わたしは怒りを燃え上がらせる。わたしは、ねたみと激しい怒りの火を吹きつけて言う。その日には必ずイスラエルの地に大きな地震が起こる。海の魚も、空の鳥も、野の獣も、地面をはうすべてのものも、地上のすべての人間も、わたしの前で震え上がり、山々はくつがえり、がけは落ち、すべての城壁は地に倒れる。わたしは剣を呼び寄せて、わたしのすべての山々でゴグを攻めさせる。神である主の御告げ。彼らは剣で同士打ちをするようになる。わたしは疫病と流血で彼に罰を下し、彼と、彼の部隊と、彼の率いる多くの国々の民の上に、豪雨や雹や火や硫黄を降り注がせる。わたしがわたしの大いなることを示し、わたしの聖なることを示して、多くの国々の見ている前で、わたしを知らせるとき、彼らは、わたしが主であることを知ろう。」(エゼキエル38:18-23)

ここにあるように、エゼキエル戦争の結末は、結論から言えばイスラエルを攻めるロシア連合軍の負けです。 しかも単なる負けではなく、ロシア連合軍の大敗です。しかしそれはイスラエルの軍事力によるものではなく神の奇跡的な介入によるもので、世界中がイスラエルの窮地を見守る中、奇跡が起こります。神は大地震を起こしてイスラエルを助けられるのです。

さらに、同盟軍内で同士討ちが始まり、ロシア連合軍は、疫病、災害、火によって全滅するというのです。世界の予想とは裏腹に、イスラエルに進軍して来た軍隊だけでなく、それらの軍隊を送り込んだ祖国までもが滅びてしまうというのです。

こうして、イスラエルに手を出した国々は滅び、二度と立ち上がれなくなります。イスラエルは奇跡的な大勝利を経験します。その時、イスラエルの民は神を意識します。また、世界中は神の御手に守られているイスラエルを見るのです。こうしてイスラエルは世界中の注目の的になることでしょう。

歴史を振り返ると、神の奇跡的な介入によってイスラエルが勝利したという戦いが旧約聖書のヨシュア記などにも記録されています。それと同じようなことが、この時にも起こるのです。なぜでしょう。それは、全世界がイスラエルの神こそが真の神であることを信じるためです。

また、この戦争を対岸の火事のように見ていた国々にも大きな打撃を受ける国があると言われています。

「わたしはマゴグと、島々に安住している者たちとに火を放つ。彼らは、わたしが主であることを知ろう。わたしは、わたしの聖なる名をわたしの民イスラエルの中に知らせ、二度とわたしの聖なる名を汚させない。諸国の民は、わたしが主であり、イスラエルの聖なる者であることを知ろう。」(エゼキエル39:6-7)

この「島々」とはどこのことか判りませんが、世界は突如として恐ろしい戦後の荒廃を迎えます。 こうして勝利したイスラエルと残った大国のヨーロッパの時代が来るでしょう。しかし、そこで終わりではありません。これは恐ろしい時代の始まりなのです。



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