宇宙や地球や人類の年齢については、進化論者と創造論者との間に大きな論争があります。進化論者によれば、宇宙の年齢は約150億年、地球が約45億年、そして人類が約200万年と言われています。また、私たちは学校でそう教えられてきましたから何の疑いもなくそれを信じています。しかし、これらの数字は一体どれだけ信頼に値するものでしょうか。
では、まず人類の年齢につ いて検討したいと思います。現在よく使われる年代測定法の一つに「炭素14法」と呼ばれる測定法があります。これは、Willard Libby博士が考案したもので、彼はこのためにノーベル賞を受賞しました。
この方法は4000年前位までのものならば、年代の分かっているる考古学的文書や資料との比較によって、その信頼性が確認されています。それ以上さかのぼる場合は、確かな考古学的資料がほとんどないために、その信頼性をチェックすることはできませんが、多少の誤差はあっても、かなり信頼できる年代測定法と考えられています。
Libby博士は、この方法によって人類の化石を調べ、人類の年齢を推定しました。その結果は、人類の年齢として数百万年という数字を出したでしょうか。実は、そのような膨大な数字は出ませんでした。American Journal of Physicsに載 せられた彼の論文の中で、彼は、人類の遺骸に関して到達できた年代はどんなに長く見ても2万年から4万年くらいであると結論しています。
また、E・Hallonquist博士も、炭素14法で調べられた様々な標本について次のように述べています。 「ホモ・サピエンスの最も古い化石の一つと考えられている 頭蓋骨(進化論者が20万~30万年前と教えているもの)は、炭素14法で8500年を示したにす ぎない。アウストラロピテクスは100万年から200万年前のものとされているが、アウストラロピテクスが発見されたと同じ位置のエチオピアのオモ川渓谷の動物の骨の年代は炭素14法で1万5500年を 示したにすぎない。ジャンジャントロプスが発見されたと同じ所の、アフリカのケニアのオルドパイ渓谷の哺乳動物の骨は200万年前と報告されているが、わずか1万100年を示したにすぎない。」
炭素14法の年代測定に関しては、大学の図書館に行き、科学閲覧室でRadiocarbon誌を取って自分で調べれば、このようなことを裏付けることができます。この雑誌に記されている年代と、その調査結果を見ると驚きます。いわゆる有史以前の化石の炭素14法による年代測定が数百人の科学者によってなされているのです。
その中にはネアンデルタール人、クロマニョン人、ブロークンヒル人、マンモス、マストドン、犬歯がサーベル状に発達したトラ、及び他の絶滅動物ばかりでなく、化石の木、森、石炭、石油、天然ガスの年代もすべて含まれ、これらはわずか数千年の古さにすぎないのです。
これは、一体どうしたことでしょう。進化論者がとてつもなく長い年月を与えている化石も炭素14法によればどれもが2万年以下です。人類の年齢も2万年以下です。聖書によれば、人類の年齢は約6000年です。これは進化論者の言う200万年よりも遥かに炭素14法の測定結果に近いです。しかし、炭素14法にも測定誤差があることと聖書の信頼性を考えれば、人類の年齢は6000年であると私は信じています。
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